2008年 05月 13日
モイちゃん⑦ モイちゃん家 |
学校から帰れば、すぐモイちゃんの家に行くというコースが定着してきた。
モイちゃん家の2階は、お姉ちゃんとモイちゃんのお部屋になっていて、そのお隣がモイちゃんのお父さんの施術室になっている。
なかなか明かさないお父さんの職業と、見ることのできないお父さんの仕事部屋。
「マンダラちゃん、ちょっと描くの手伝って。」というオファーが来た。
何を書くかっつーと、観音さんみたいなん。いわゆる写仏である。
大きな紙に描かれている菩薩様のような仏さんの絵。
こんな絵は今まで見たこともないような美しさと細密さ。
美術の本にも載っていないようなスペシャル感。
お寺に行けばあるのかもしれないが、当時はライブ熱狂中につき、そうそう寺には行かないので、わからない。
極楽。そう、極楽浄土のような仏画。
色はついておらず、白黒ではあるが、その鮮やかさと美しさにあっけにとられ、感動に胸を打たれた記憶がまだ残っている。
その絵の上にトレーシングペーパーを置き、シャープペンシルでなぞって書いていく作業。
それをやってくれ、とのこと。
何時間かかんねん、ってぐらい気が遠くなりそうな細かさやけど。
「毎日こんなんやってんのん?」と聞いたら、
「うん、お父さんの仕事の手伝いやねん。」という答え。
「ふ~~ん・・・・。」意味もわからず答えていたら、
隣のドアをガラッとあけて、「ここがお父さんの仕事場やねん。」と初めて見せてくれた。
手術室のような、整体のような、青いマッサージベッドのようなものが一台、
その周りに歯医者さんのような器具が並ぶ。
他にもイロイロ。
時々隣から、ジッ、ジッとか聞こえてきたのは、この歯医者さんのような器具やったんやな、とそこで理解する。
モイちゃんのおっちゃんは、刺青屋さんだったのです。
(奥様は魔女、みたいなナレーションで。)
モイちゃん家の2階は、お姉ちゃんとモイちゃんのお部屋になっていて、そのお隣がモイちゃんのお父さんの施術室になっている。
なかなか明かさないお父さんの職業と、見ることのできないお父さんの仕事部屋。
「マンダラちゃん、ちょっと描くの手伝って。」というオファーが来た。
何を書くかっつーと、観音さんみたいなん。いわゆる写仏である。
大きな紙に描かれている菩薩様のような仏さんの絵。
こんな絵は今まで見たこともないような美しさと細密さ。
美術の本にも載っていないようなスペシャル感。
お寺に行けばあるのかもしれないが、当時はライブ熱狂中につき、そうそう寺には行かないので、わからない。
極楽。そう、極楽浄土のような仏画。
色はついておらず、白黒ではあるが、その鮮やかさと美しさにあっけにとられ、感動に胸を打たれた記憶がまだ残っている。
その絵の上にトレーシングペーパーを置き、シャープペンシルでなぞって書いていく作業。
それをやってくれ、とのこと。
何時間かかんねん、ってぐらい気が遠くなりそうな細かさやけど。
「毎日こんなんやってんのん?」と聞いたら、
「うん、お父さんの仕事の手伝いやねん。」という答え。
「ふ~~ん・・・・。」意味もわからず答えていたら、
隣のドアをガラッとあけて、「ここがお父さんの仕事場やねん。」と初めて見せてくれた。
手術室のような、整体のような、青いマッサージベッドのようなものが一台、
その周りに歯医者さんのような器具が並ぶ。
他にもイロイロ。
時々隣から、ジッ、ジッとか聞こえてきたのは、この歯医者さんのような器具やったんやな、とそこで理解する。
モイちゃんのおっちゃんは、刺青屋さんだったのです。
(奥様は魔女、みたいなナレーションで。)
by mandalasoap
| 2008-05-13 20:33
| 80年代