2010年 07月 19日
善徳女王にハマっていますが、何か? |
そして、今は、「善徳女王(ソンドクじょおう)」に入れ込んでいる。
これがかなりおもろくて、見出すともう止まらない。
レンタルで16巻(32話まで)が出ている。
現在、BSフジでもスカパーでも放映されている。
が、私はテレビ無し子ちゃんなので、テレビ見れず。もっぱらDVDをパソコンで見ている。
これは、7世紀の新羅にて、初の女王となった「善徳女王」の物語。
新羅といえば、慶州である。前に一度訪れたことがあるので、いっぺん見ている分、すっと話が入ってきやすい。ドラマの中に出てくる女王の敵役「ミシル」(写真左から二番目の紫の人)の底意地の悪さっぷり、女帝っぷりにやられている。というか、ミシルがあまりにスゴイので、このドラマはミシルのためにあるんではないかというぐらいの濃さがある。女のバトルは「大奥」に近いドロドロさ加減。ミシルのMAXなS度!!
韓国では2009年に放映され、大ヒット。視聴率が50%行ったとかいう噂。
そしてやはり、ミシルフィーバーというかミシルシンドロームが起こったという話である。
新羅は自分たちの国のことを「神国」と呼んでいたり、城の入り口が鳥居っぽかったり、※骨品制のため近親婚が主流なところも古代の日本(日本書紀参照)っぽかったり、花郎(ふぁらん)と呼ばれる武士達の腹切りと歌舞伎的なメイク、王族による勾玉の多用とか、何かと日本と縁があると思った。
ドラマなので割とフィクションであるが、歴史に基づいているので、歴史の勉強にもなる。
風水の論理が行き届いている国々は北斗七星を信仰しているシャーマニズムがあるが、もちろんドラマ中にも多々出てくる。暦と日食、シャーマニズム的卜占(ぼくせん)の関連も面白い。
あと、ゴージャスな衣装の数々。きらびやかな刺繍、鮮やかな色、金、銀、、、。服見てるだけでもかなり楽しめる。
以前、聞いたことのある「キム・ユシン」という名が出てくる。女王と共に名を馳せる武士の名前である。
何だったかと思い出せば、司馬遼太郎の『韓のくに紀行』という本に載っていた「百済を破り三国統一を成し遂げた人物」だ。
そして、去年の冬に慶州に行った時に見た女王が建設した古代の天文台「瞻星台(チョムソンデ)」や女王の「金の王冠」やら「古墳」やら、バスの乗り換えをした「ハプチョン」(地名)がドラマに出てきて、事前にロケ地ツアー&下調べをしとったみたいな気分で、さらに楽しんでいる。
ドラマの話も面白いが、いろんな種類の男前がいっぱい出てくるところも人気の秘訣らしい。
しかも、男共が皆一途である。日本のドラマには割と少なめな喜怒哀楽と感情表現の豊かさ、男も泣くし怒るしで(このドラマは割とおとなしいめかもしれんが)。それが見たいのもあるかも。
そして、善徳女王のF4と呼ばれる男子達が女子達の注目の的となっている。
ピダム(写真左)、花郎のアルチョン(写真なし)、伽耶国王子ウォルヤ(写真なし)、ユシン(女王右隣)
しかし、ドラマをよく見れば、F4どころか、5、6・・・と掘り出し男前がわんさか。
チュンチュ(写真右)もこれからどんどん男前になりそうな気配。
こんなドラマある?! そら人気出るわ、ってのがわかります。 ご興味ある方は是非ご覧下さい。
但し、全62話とかなり長いですが・・・。
F4については、こちらのページをどうぞ。
ピダムです。男前です。白い歯がキラリ。役作りの参考には漫画スラムダンクの桜木花道とバカボンドの宮本武蔵とのことです。そのうち私もおば様に混じってファンミーティングとか行っとったりして・・・。けど大丈夫、ピダム役の人、先日入隊されまして2年ほどおりません。しかも、入隊の時の画像見たらあまりカッコいいとは言えず、大変なショックを受けたとこです。でも、次の映画もきっと観るけども。
韓国語はわからんが、ドラマ中流れてきて耳にこびりつく台詞がいっぱい。
ふと思い出しては、よく家で叫んだりしている。
そのうち、善徳熱が出そうです。
BS FUJI 善徳女王サイト
http://www.bsfuji.tv/seondeok/
善徳女王 公式サイト
http://www.sondoku.com/
※骨品制
血統に基づいた身分制度。貴族を序列化、固定化することで、王権による支配の安定と永続とを図ろうとした制度。
by mandalasoap
| 2010-07-19 22:12
| コラム